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ルネサンスの傑作に思う@IT

" @IT:The Rational Edge (ルネサンスの巨匠たちに学ぶエンジニアリングの技) via kwout " 優れたソフトウェアシステム=複雑な問題に対するソリューションのスタイル、構造、そして簡潔な表現 『ソフトウェア職人気質』この例えは、それなりに優れたものだが、過去と現在の熟練工の間には、もっと深いつながりがあると思う。 巨匠たちにとって、1つの技能を修得するということはその基本原理を学習し、それをたゆまず応用し続けることを意味した。そうすることで、そこから最終的な発展および改善が可能になった。 現代では・・・偉大なソフトウェアエンジニアやコンピュータ科学者・・・もまず基本原則から学習し、そこから最適な動きを理解できるまで、詳細に十分注意しながらこれらを応用していった。彼らの多くは、ソフトウェアだけでなくハードウェアアーキテクチャ・・・そして心理学といった社会行動科学も学んでいる。 XPや・・・RUP・・・など・・・一見直感的に見える。だが、・・・最も簡単に思える部分でさえも、さまざまな経験に基づいて慎重に引き出しており、特定の目的をそれぞれに持たせている。 余分なものは1つもない。すべてが目的を持って存在しているのだ。 どの機能にも明確な目的があり、適切なサポートが施されている。 イタリアのバイオリン製造の町が、時間をかけてソフトウェアを手作りする(実体験ではない)思い出を思い起こさせてくれる。 そのイメージでコードを洗練させるとき誇りを感じられる。ソフトウェアの仕事を続けられる支えの一つ。 人・プロセス・ツールのバランス 細部への気配り 歴史から学ぶ

yarai:方式と経緯

" 「おれがやる」——必然だったサンドボックスの搭載 − @IT via kwout " セキュリティ対策ソフト、パターンマッチングの限界 仮想環境で実行してみてウィルスかどうか判断するヒューリスティックアプローチ。 採用経緯: OSへのコマンドをフックする方式:マイクロソフト非公認の技法要、サポートされない可能性、フック漏れが重大な脆弱性に⇒不採用 OSエミュレート環境を作る方式:作るのが大変、重い⇒会社のトップ(CTO)が自分で作ることにする⇒採用 用語: ユーザーランド:OSの中でカーネル以外の部分(シェルなど)

@ITにマイページ作れたら、、、

@ITって結構読むけど、トップから読んだことない。検索で引っかかって、その周辺を読むだけ。 せっかく連載、特集、コラムと雑誌風にできてるから、お気に入り・おすすめ・新着のそれらのタイトルをまとめて見せてくれるマイページが作れたらいいのに、、、。 ブックマークしていくしかないのか、、、

マインドマップ的3Dデスクトップ?欲しい

あったらいいと思うもの。マインドマップ的3Dデスクトップ?。 自分の関心事をばーっと並べられる。掘り下げられる。 掘っていくと、関連する  ファイル  ブログ  メール、連絡先  ブックマーク  ニュース  カレンダー とかが展開する。 自分が今したいことの位置でビューを固定する。 隣・上位・下位などの関心事に移っていける。 検索エンジンは既にこういうのあるけど、自分の作業環境を全部まとめたい。 フォルダ構造をネットワークにして、見た目が「欲しいところに手を伸ばす」感じになって、各種サービスへのリンクがそのフォルダのパスや名前に応じてスマートにセットされるようになればいいんじゃないかなぁ。 アイディアは普通にありそう。処理能力と、各種サービス側との連携方法がなんとかなれば、、、。手作業でもできるけどね、、、いや手間かかりすぎて無理だ。 フォルダタイプごとに自動で含めるものを設定できるだけでもいいや。 そしたら各サービスへのショートカットを今のパスにあわせて作って開いてくれるツールがあれば、それを置けばいいもの。

会社の中で勉強する

仕事してると勉強する時間がなかなか取れない。 それに仕事のための勉強を自分の時間でするのは、、、嫌とは言わないけどオン・オフの切り替えができないし、家だと他の誘惑が多くて集中できない。 だから会社の中で勉強したい。 コストに神経質な会社で、好きに(目先の必要性に縛られず)勉強するには、、、 1.給料を要求しない 2.何か貢献をひねりだす 今までもっぱら1だったけど、2も使えれば勉強量が増やせそう。 で、貢献の名目を考える。 1.レビュー記事を社内発表 2.業務改善系のは使って報告 3.勉強会を開いて職場のスキルアップ 4.社外発表で会社のイメージアップ 4はハードル高いけど、1~3を継続していけばできるかも。

キーボードを一時机にしたい

ノートパソコンのキーボードを一時的に机にしたい。何かいい方法ないかなぁ。 ・ディスプレイから転記、メモ ・考えを手書きで整理 ・電話応対中にメモ くらいだけど、そのちょっとしたことのために姿勢変えたり周りの物を動かしたりがめんどくさい。 職場の机はパソコンの所しか空いた空間がないって人も結構いるんじゃないか。 パソコンの下に何か薄いものを敷いておいて、さっとキーボードに被せて使えたら便利そう。 例えばこんな ノートPCクーラー を使えばいいかなぁ。 厚みが7mmとか9mmとか、ちょっとごついのが難点。 ペット用のアルミ板はどうだろう。多少冷える効果もあるし。薄くて軽い。 こういうのもあった。商品化はされてないみたい・・・

方法論という語の意味

採用する開発方法論が決まらなくてねぇ、、、という話を聞いた。 そういえば前からそこら辺の語の意味をきれいに理解していないと思った。方法論、方法、技法、手法、技術、ノウハウ、ティップス。翻訳語的な言い方を避けたら「やりかた」に集約するしかなさそうな言葉たち。 整理してみる。 とりあえずgoo辞書を見る、、、しかしここもかなり入り乱れている様子。 ・ 方法論 〔哲〕〔methodology〕学問研究の方法に関する理論的反省。狭義には科学の方法(分析・総合、帰納・演繹)への論理的・認識論的反省を指す。科学方法論。 ・ 方法 ある目的を達するためのやり方。しかた。手段。 a way ((of do ing, to do )); a method; how to (( do )). ・ 技法 芸術・スポーツなどで、技術上の方法。手法。テクニック。 (a) technique. ・ 手法 物事のやり方・技巧。特に、芸術作品の表現技巧。技法。 「リアリズムの―を取り入れる」 technical skill; (a) technique. ・ 技術 (1)物事を巧みにしとげるわざ。技芸。 (2)自然に人為を加えて人間の生活に役立てるようにする手段。また、そのために開発された科学を実際に応用する手段。科学技術。 technique; (technical) skill; 《こつ》(an) art. ・ ノウハウ (1)製品開発・製造などに必要な技術や知識などの情報。技術情報。 (2)ものごとのやり方。 ・ ティップス 【コンピュータ】ティプス (マニュアルに書かれていない技法や裏わざ). 図にしてみた(Tipsの位置づけは考えつかず。手段の存在は忘れた)。 基本の語は方法。何かのやり方。 技法と手法のどちらも方法にちょっとイロを付ける言葉。何となく語感の違いはあるみたい。   プログラミング技法/プログラミング手法   運営技法/運営手法   制作技法/制作手法 技法はテクニック、手法はスタイルと言い換えられそう。技法は普遍的で教科書で学べるけど手法は個人的で見て盗む感じ。つまり   「身につく!精選プログラミング技法100」 って本ならありそうだけど手法はないなぁ。逆に   「達人10人が語る"私のプログラミング手法"」 が技法でも違和感ある。 実際どんな本があ

仕事への動機付け再開

うさぎが平ぺったくなってる。3年飼ってみていると少しずつ動きや姿勢のバリエーションが増えるようで、最近の発明「ケージに前足をかけて伸び」に続き、この新技も追加ですか。前足後ろ足尻尾全部を伸ばして腹ばいになるとプラナリアみたいだ。 と今度は怒る猫のポーズで後ろ足伸ばし。進境著しいな。 さて、考え事の線が切れてしまった。改めてどこから始めるか。 ともかく、考えた挙句どこに辿り着きたいかはわかっている。働かなければ食っていけず、ならばあれこれ悩まず気持ちよく働きたく、つまり自分を納得させたいわけだ。ちょうど今横で読んでくれた中に ――仕事も自由の一形態なのでしょうか。 ――率直な気持ちで引き受けられるときはそうだと思います。 と言う自由な行為として働きたく、また自分はそうでなければ続けられないだろうと思う。 完全な自由など成立しない以上は自己暗示にすぎないことに拘る価値はない、と理屈は言うし、「働かなければ食っていけず」で充分納得できる人を美しく羨ましく思いもする。 しかし理屈は理屈、人は人、私は腑に落ちないのだからしかたない。自由でありたいとは、つまり、自由であると感じたいということだ。感じるかどうかであって理屈じゃない。そして、働かなければ食っていけないことを疑うわけでもないけれど、だから働かねばとはつながらない。それはやっぱりどこか少し疑っているからだろうし、「食っていけなくても死ぬだけだ。それがどうした。」と思うからでもあるだろう。この思いは手放せない。私の自由を根本で支えるものだから。 では、私が率直な気持ちで引き受けることを妨げるひっかかりを一つずつ始末していこう。それは: 1.心の平安をどう保つか 2.要件定義中心のシステム開発者という仕事を選ぶ意味 3.うまくできる気がしない 4.良いシステムって何だ 5.システム化と、人と社会の幸福 6.生活と仕事のかねあい

剔抉づいた日(2009/11/1)

布ぞうり作ってみた。 冬物コートを切って作ったら結構足裏があったかい。着なくなった服、使わなくなった布団カバーなんかの布が捨てられず、といって使い道もなく(化繊じゃ雑巾にもならないし)、埋蔵してたのが使えてこれはいいや。 Wordもう少しちゃんと理解しようと『エンジニアのためのWord再入門講座』『Wordアレルギー解消マニュアル』。 1冊目、Excel方眼紙族を罵る言葉が散りばめられてて疲れる。実際に使う場面を想定して、中立じゃなく善し悪しに踏み込んだ方向性は希少価値で良いけど、読んだら却って嫌になる人多そう。 2冊目、さすがインストラクターでテクニカルライターの文章、絹ごし豆腐のようにするりと入る。しかし無難すぎて引っかかりどころが見つけられない、、、。 尖った内容と柔らかい語り口の両立って難しいんだなぁ。偉大な作家が偉大である理由の一つだったか。 テレビでKONISHIKI氏の余剰皮膚切除手術の様子。「この肉がなくなるんだよ。俺の人生なんなんだろうな。」タフなユーモアにはっとする。 「剔抉という言葉の意味を知ってますか」 パタリロ!58巻で知ってから一度も見聞きしなかった"剔抉"を今日は2箇所で見てなんか嬉しい。 『編集者という病い』見城 徹 『倫理と道徳』河合隼雄・鶴見俊輔 編 「老いと死の倫理」川本隆史 ・・・上野にとって、「いい人間」とは「何か問題があるなと感じて、どうやって生きようかともがいていて、出どころがわからないという人」以外にはない。・・・ と言われると、肯定されてほっとするような、ついに安住はできないのかと落ち込むような。

写真の整理、キューバ経済講演会(2009/10/17)

 旅行中の写真が数千枚あるのをいちいちプリントしてたら堪らないので、各国少しずつ選んで小さくまとめて普通紙に印刷するべくデータ作り中。  セブン-イレブンのネットプリント、近くて安くて結構キレイでいいなぁ。ほんとはコンビニ使わない方針なんだけどね、、、。アップロードできるファイルサイズ上限が2MBで、ガタつかない充分なピクセル数で作るとA4が限界なのが惜しい。とかいって、最初の2枚を印刷してようやく解像度というものを思い出したんだけど。  だんなさんが御茶ノ水で開かれた【現代キューバ研究所】第1回講演会へ。講演者はキューバ大学エベルレニ・ペレス教授。って存じませんけど、キューバで(スペイン語読めないのに)買った「キューバ経済考察」という本の編者でした。  講演の内容は、国内での立場もありますので安易に広めないように、、、だそうで自粛しますが、わりと率直な個人的見解も聞けるものだったようです。砂糖・米・鶏肉・とうもろこし・豆という主要食物さえ輸入品ということと、貨幣流通量は増えているけどタンス貯金化してるということが少し意外でした。あとベネズエラとの関係について。  それ以外は、まぁそうだろうなと思いました。医療・教育・住居・最低限の食糧が保証されてたら、あえて働きたくなんかないってのが自然な人情でしょう。そんな環境でも蓄財する人はいるし、それを見る側は不満に思う。ムチで働かせる社会は暗くなり、アメで働かせる社会は狂いやすい。やれやれまったく。

ギリシャ料理食べたい(2009/10/15)

 ギリシャ料理食べたいと思って検索したら日本には思ったより沢山レストランがあるみたい。在日ギリシャ人317人(2006年10月現在)、ギリシャへの日本人観光客たったの数万人ということから、少ないものと思い込んでた。関内・石川町に集中してる、、、やっぱり海のそばが好き?料理のイメージとか輸入食材の入手とかも理由ですかね。  しかしそれどころじゃなく気になる店ができてしまった。  居酒屋ひょうきん、、、与論島。「メニューには刺身、塩辛に並んでギリシャ料理が載る」って?それに「おみやげ屋や ギリシア村 などの近くにあります。」ギリシア村って何?!  「・・・ビーチまで抜ける脇道の途中にある。このエリアをギリシア村といい、 白い建物が多く見られます。 」(離島.com) えぇっそれだけ?!  (財)自治体国際化協会の刊行する「わがまちの国際交流」に、与論町企画調整課による「東洋のミコノスとして世界へ発信」と題する報告がありました。  これがすごい面白い。笑っちゃ失礼だけど微笑ましい域を超えてます(笑)。 ・・・市街地を中心に、ミコノス風の白を基調としたまち並み整備・・・町立中学校の体育館や旅客船の待合所をパルテノン神殿をイメージした造りに・・・ミコノス市のまち並みやエーゲ海を描いたレリーフ・・・駐日大使ジョージシオリス氏を招き記念式典・・・ は、まぁよくある話として ・・・「ヨロンギリシャ村村民会議」が主体となり、民営による「ギリシャ村」を開村。 従来あったハイビスカス通りをギリシャ村通りと改称 し、ギリシャ風のまち並み整備を推進しており、現在、ギリシャ村通りに面している商店ではミコノス風の石畳や白い壁を基調にした店構えにするなどの整備・・・ギリシャ村の代表が 駐日 ギリシャ大使館政府 観光局 を表敬訪問し、歓迎を受けた。・・・ 平成11年に はミコノス市との姉妹盟約 15周年 記念式典運営に参画するほか、ギリシャ村主催による 第1回 ギリシャ村地域づくりシンポジウム( 平成13年まで開催 )を開催。・・・与論町商工会街並みづくり委員会のメンバーとともにミコノス、サントリーニ、アテネ等を視察し、白を基調にしたまち並みについての研究発表がなされた。・・・ の緩さにすいません笑いすぎました。いや何かとままならない中で地道に継続されているのだと思うのですが。 そして結びがまた、、

2009/10/10-13

 ベトナムのスーパーで「日本で見かけなそうな茶」をいくつか買ったうちの一つが苦丁茶(という名前は帰ってから知った)。日本でも健康によいということで結構見かけるものだった。旅の途中で試して、あまりの苦さに即日本行きの小包で送ってしまった。  淹れ方次第で美味しいのかと期待してたけど、どう淹れようとすごく苦いものなんですね。  細い棒状に丸まった茶葉をマグカップに一本、一分未満、うすーく出して(水色なんてつかないくらい)飲めば飲めないこともない。なんとなく体が暖まる気がする。  ダシガラをうさぎが食べる、と苦丁茶専門ネットショップの人が書いてたけど、うちのは全く関心なさそう。全体に最近食欲なくて心配、、、走り回る分には元気。  ブルガリアで買った料理の本を訳している。日本で作るのは難しそうなものが多い。頻繁に登場する Sireneチーズ(フェタ・チーズとほぼ同じみたい)とか「子羊の腸間膜」とか手に入らないでしょう。訳語も結構わからない。green onionはネギで良いのか? seed onion て何だ? fillet は部位と形態どっちの意味だ? solt of lemon はシュウ酸水素カリウム?  やっぱり実際に食べた経験なしでは厳しいな。  でも「軽く炒めた肉と野菜をキャセロールに入れ、オーブンでじっくり焼く」アイディアだけいただいて換骨奪胎版を作ったら美味しかった。  仕事を再開するに向けた考え事が数日行き詰る。たどり着きたい結論は決まっていて、景気も悪く格別したいことはなく資格なんかもない以上、まえの仕事の続きがいいでしょう、と納得したいわけ。なのに何故こう悶々と煮詰まるかな。  「よい仕組みってどんなもの?」という問いに自分なりの答えを(いくつか)持ちたい。私は自分の(しようとする)仕事を「何かの望みを叶えるのによい仕組みの像を明らかにする」ことと考える。「お客様の望むものがすなわちよい仕組みだ」で済ませてよいことではないだろう。料理人、床屋、工務店、、、専門家には予め彼自身の理想形を(一つではなく、客の望みの違いに応じて選び調整できるほどに)持っていてくれなければ困ってしまう。  しかし、この何年かやってきたあいだ五里霧中で苦しかった(今も)。何しろ、よい仕組みとは何かもわからないし、どうすれば明らかになるかもわからない。望みを把握する方法だってわから

旅のベストワード

 この旅行で覚えた(そして速やかに忘れた)言葉たちのなかで気に入ったもの。 1位 ペヨルジュン (トルコ)  少し前まで日本で働いてたという絨毯屋の人が売り込みつつ盛んに言っていた謎の言葉。    ちょっとこれみて、ペヨルジュン?    どう、こっちもきれいよ、ペヨルジュン? のように。"ヨ"にアクセント。ただの間投詞か、呼びかけか、、、。  なんか面白くて、その後、私達が疲れたりイライラするたび、雰囲気を変える魔法の言葉として役立ちました。 2位 (チョ トーイ)ケム (ベトナム)  半年経って、もはやコンニチワもアリガトウも忘れたのに、これは残った「アイスクリーム(ちょうだい)」。  なぜだ。そんなアイス食べまくったりしてないのに。語感にすごい違和感を覚えたからかね。ケムって、、、美味しくなさそう。パゴトー(ギリシャ語)、エラード(スペイン語)だって似たようなもんといえばそうですが。  アイスと言えば、ヨーロッパ・中南米・オーストラリアのどこでも同じアイスクリームが売られていたのが驚き。赤いハート柄の看板が共通で呼び名は各国様々。Uniliverですか、、、LiptonもKnorも持ってるの?!衛生用品のイメージしかありませんでした。保護主義とののしられてもいい、日本のアイス産業とその多様性の存続を願います。  しかしその中の「Magnum」はうまい、、、。ハーゲンダッツより少し安い?同じ?くらいの値段で、ハーゲンダッツのバーアイスに類似。中のアイスも外のチョコも、濃い味でクリーミーでいいんだよね。箱で個人輸入なんてできないだろうか。  あと、キューバでNestleの商売上手に感心した。外国製品や、そもそも広告がほとんど無い国で唯一「どこにでもある」「看板を出してる」のがNestleのアイスだった。入り込み力すごい。商品は500ml位のカップアイス(味4種だったか)。130円か150円かそんなもの。男女を問わず嬉しそうに抱えて食べているわけですよ。味は、、、こんな三色アイス昔食べたような、、、甘味料着色料っぽい味。Nescafeも国によって味と値段が違うし、各国経済・嗜好に応じていかようにも売り込む巧みさがすごいと思いました。  食べ物話はつい長くなる。 3位 シーペロー (スペイン語圏)  特にペルーでよく聞いた気がする「そうだけど~

無為徒食(2009/10/06-09)

 台風前後の悪天候で出歩く気になれず、、、というのは言い訳で、何もしないで(つまり、読書と料理とお喋りだけで)過ぎていく日々の簡単さが怖い。  PHSの契約が無くなった。留守番の人に振込みを頼んでいたのが、当人は頼まれた意識がなく、滞納のあげく、、、あと1ヶ月早く気づけば間に合ったけど、というか何故口座振替にしておかなかったのか。まぁ後悔先に立たず。WILLCOMの先行きが不安な状況で改めて契約する気になれない、といって他に魅力があるわけでもなく。しばらく考える。  街なかの閉塞感をなくして幸福感を増すには、個人・零細事業が多くなるとよいと思う。なぜかって、ラッシュ時間や休日の偏りが減る。接客だって、"自分の店"でやってる人のほうが(全体で見れば)よい。なんといっても、色んな暮らしようが見えるってことが気を楽にする。  というわけで、幸い商店街が充実の阿佐ヶ谷に住んでいることだし、買い物は家族でやってるような店ですることにしたい。と思ったけど、大手スーパーとの価格差にびっくり。これは競争厳しいわ。SEIYUなら食品・日用品が24時間一箇所で買えるもの。とはいえ、お金や便利に代えられない価値が"地元の店"にあると考えてのことだから、できるだけ続けますが、、、。  駅前の元々ローソン(?)元ショップ99が、群馬産野菜直売店になっていた。高崎にある会社が、群馬の提携農家から毎日集荷して直接販売するらしい。ここはスーパーと競える値段。愛用しそうな気がする。  生活費のために割り切る、何かのために人生を捧げる、私はどちらの極端でもなくほどほどがいい。とわかった時は結構目から鱗が落ちた気がしたけど、別に珍しくない結論だ。ま、それでも腑に落ちるのが大事ということ。  で、"ほどほど"が何かって、そこがまさに個々人で違い、考えるべきところだろう。"ほどほど"を"苦労が割りに合う"と言いかえることも多分できて、何が「苦労」で何が「割り」か、十人十色の組み合わせが考えられる。「体力消耗が収入に」「退屈さが安定感に」「リスクが注目に」とか。比較的苦にならない苦労のほうから考えることもできるし、苦労を吹き飛ばす魅力のほうから考えることもできる。だから色々な職業でそれぞれ満足する人がいる。私は

帰ってきた(2009/10/01-05)

 帰ってきた。半年くらいじゃ別に変わったこともない、、、と思ったら近所にセブン・イレブンができていた。しかし自動販売機とコンビニは私とは豪華クルーザー同様に無関係なものとしていくことに決めたので、そうすると別に変わったこともない。  漫画読んで本読んで料理してるだけで、すみやかに一週間経ってしまった。  やっぱり、うすうす思っていたけど、住むところと食べるものと読むものと話し相手があれば、五年でも十年でも一生でも他に何もしないで過ごせそうだ。立身出世とか偉業とか生き甲斐とか、そういうものは別にいらないんだな、、、。  だからといって、取られる労力が最小な仕事をしたい!とは、退屈が怖くて思えない。退屈しない程度に手強い仕事は時として何故ただの世過ぎがこんな面倒で疲れるのかと、意味意義でもなければやってられないと埒の明かない方面に私をおしやるし。所詮食ってくために仕方ないと割り切ることもできず、苦労を苦労とも思わないほど何かの価値を信じ込むこともできず、めんどくさい在りようだな我ながら。  むしろ、そのめんどくさい在りようを保つことのほうが私の望みなのか。そうかもしれない。割り切りたくないし信じ込みたくない、と言えばそのほうが実感に近い?いや、それも少し違う。"たくない"というほど積極的なものでもない。ともかく、十年来思い込んでいたように、どっちかにすっきり片付きたいと望んではいない、のは確からしい。  一歩前進した気がするけど、で、どうするか、を考えるにはまだ早い。

鉄道に乗りたい(20090904)

 とにかくタカリのいない町に行きたい。という理由でハバナから東120kmのマタンサスを目指す。  せっかくだから鉄道に乗りたい。駅の隣の予約窓口に行ったら「今日の分は lista de espera に行って」。で行った1つ目の窓口は「ここじゃない。奥のほうに行って」。で行ったところで「IDが無いと売れないよ。パスポートはだめ!予約窓口に行って」。で振り出しに戻ってしまった。こうして書けば短いけど、実際は各窓口で並ぶから、10時に宿をでて、振り出しに戻ったときには12時過ぎ。汗だくだし荷物は重いし挫折感でぐったり。  ま、仕方ない。チョコレートのHershey社が作ったハーシー鉄道でも目的地に行けるから、そっちを試すことにする。これも駄目だったら、その後部屋探してまた一泊、、、?と暗い気持ちで。  ハバナ湾の対岸にフェリーで渡り、駅に着いたのが14時。ガイドブックでは1日5便、16時頃に1便あるみたいだし、もう駅に電車がいるし、やれやれ一安心。と思ったら、駅員?のおばさんが何か言ってる。5時とか6時とかに聞こえるけど?まさか?、、、で、時刻表見たら、1日3便に減ってて、次のは17:50だった。マタンサス着は真夜中近くになってしまう。やれやれ。  いまさらバスに切り替えたくないし、それはそれでターミナルまで行くのが面倒だし、待ってれば乗れるなら待つよ。幸いテラスカフェがある。というかそれしかない。時間をかけてビール、アイス、食事。これが意外に良かった。対岸には旧市街を眺めつつ、鳥かご、BGMアレンジのビートルズ、クラプトン。2日後の土曜日に行われるダンスパーティに向けてゆるゆると準備が進められていた。ミラーボールを設置して、船が着くごとにアナウンスして。  ハーシー鉄道も、なかなか他所では見られない代物で愉快だった。50周年の革命初期に召し上げて以来、新車を入れてなそうな骨董的車両。出発前に運転士がハンマーであちこち叩く(何のために?)と、車体がボロボロ落ちる。ドアは完全に閉まらないし、灯りは大体消えているし。たまに点くと羽虫が飛び回ってるのがわかる。ずっと林や畑の中だからね。そして揺れる揺れる。船みたい。  それでも充分走るわけで、一時は満席になるくらい使われているわけで、「のぞみ」しか選択肢がないより、こういうのも日本にあったらいいのにと思う。日本は高品質・高価格

2日目(20090903)ハバナ

 美術館、革命博物館、雨の中延々歩いてコッペリア、海岸で夕日を眺め、官営レストランで食事。観光らしい一日。  これでもうハバナはいいや、と思った。というか、昨日からの客引き・たかりにうんざりして、それが少ないという他の町に行きたい。しつこくつきまとわれた回数を数えれば一日2~3回で、うんざりするほどじゃない気がするけど、1回が長くて展開がウェットで疲れるんですよ。    オラ!アミーゴ!中国?日本?オー。日本ベリーグッド。    日本のどこ?東京?    スペイン語しゃべる?    俺は○○。(握手)    (景気、見所なんかの話)    で、どこ泊まってんの?ホテル高い高い。カーサなら安いよ。うちやってるから来なよ。    いらないの?じゃ食事だ。食事食事。ほらあそこ。見える?    葉巻は?    俺腹減ってるんだ。1ペソちょうだい。だめ?何で?1ペソだよ。腹減ってるんだ。アミーゴ。なぁなぁ。 毎度この流れ。最初のうち、単にフレンドリーな人(これがまた結構いる)と区別できないのが困る。

緊張の初日(2009/09/02)ハバナ

 いよいよキューバ行きで緊張する。ロンドンで(7月に!)早々とLonely Planetを買って2度熟読するほど。なぜだろう。他のどの国よりスペイン語しか通じなさそう、というのはあるし、やっぱり資本主義社会とは物事のすすめかたが違うだろうと思うからか。  といってもガイドブックの「持参すべし」グッズから採用したのは虫除けだけ。それで別に困らなかった。2週間だし、コロニアルタウンしか行かなかったから。1ヶ月以上、本当の田舎を旅行するなら、ガイドブックの言うように懐中電灯とか粉末ゲートレードとかピーナツバターとか必要なのかも。他には、メキシコ旅行中から野菜不足による?貧血を感じていたのでビタミン剤。私は持っていって良かったと思う。野菜すごく少なかった。  クバーナ航空の小さな飛行機は、スラブ文字にスペイン語を書き添えてある「YAK-42」。日本語話者にはかなり不吉な印象。離着陸時には床から霧が立ち上るし、リベット周りは錆っぽいし。揺れるたびにヒヤヒヤする。中でも私が一番おいおいと思ったのは、消火器がスラブ文字表記!いったい何年前のもの?!消火器ってたしか賞味期限みたいのあったはず、、、。  しかし、万年経済危機のキューバに航空機を買い換える余裕などないだろうと思う。経済制裁が人命を脅かすことを、我が身におよんでようやく実感した。  失礼ながら食べ物なんか出ないだろうと思っていました。実際は、飴とクラッカー(カナダ製)と飲物が出ました。飴は最後列の私の前で品切れになってしまったんだけど(連れはもらった)。  空港は薄暗く、職員はたくさんいるのに入管窓口を1つしか開けず、他の人はお喋り。手術着みたいな緑色の制服といい、いかにも社会主義っぽい、、、と思ったら、単に私達が出遅れただけで次の便が来たら皆スタンバイしたし、地味な制服に不釣合いな網タイツの流行はせめてものおしゃれか、と思ったら、単に派手好みな私服の名残だった。結局、空港が一番"いかにも"な所だったな。  同じ便で来た日本人2人組に声をかけてもらい、タクシー乗り合いで旧市街へ。彼らは目当ての民宿(貸間)を見つけてきてたけど、私達は何の計画もなし。とりあえずガイドブックの紹介に従って歩く。  客引きを挟むと自動的に5CUC(600円)値上がりするというので、次々寄ってくるのをかわし続けて目的の建物前に

カンクンでの寸借詐欺

そういえばカンクンで2人会った寸借詐欺のこと書こうと思ったんだ。 ・午前中 ・よれっとした白シャツとハーフパンツ、サンダル ・白人男性 が共通するポイントで、口実は 1人目:ウェストポーチを盗まれた!とりあえずホテルに帰るタクシー代20ペソ(150円位)下さい! 2人目:昨晩飲み過ぎてすっからかん。100ペソしかない。クレジットカードはあるけど、この辺りのATM5台試して使えなかった。3ドルあればホテルに帰れるんだ。助けてくれ、、、。 1人目にはつい呑まれて渡してしまいました。 2人目は怪訝な顔してたら去って行きました。偶然、彼が向かった方向が私達の行き先でもあり、後ろから見ていると別の旅行者にチャレンジして、そこのスーパーのATMで使えたわよ、と親切なアドバイスをもらったようです。一応スーパーに入っていました。リアリティの演出と思う細部が却って嘘っぽかった。 キューバからカンクンに戻った日も会うかと少し期待したけど会わなかった。 本当に困ってたなら気の毒だった。けど、それなら文無しって言わずにタクシーに乗るか、警察に行くかすれば大丈夫でしょ。 カンクンには、なんていうか、旅行者くずれ、みたいな人がちらほらいますね。 メキシコ人には見えない外見を活かしたストーリーだけど、こういうののせいで本当に困ってる人がいたら迷惑するから良くないと思う。私たちがパソコン無くした時、何が嫌だったって詐称を疑われたことだった。100円くらいなら理由なく「ちょうだい!」って明るく言ってくれれば渡すのに。ま、どういう要求方法が効くかは人によるか。

(2009/08/30-)カンクン

 やっとカンクンまで来た。バスターミナル前にマクドナルド、向うはバーガーキング。巨大ショッピングモールもあるし、なんか久しぶりこういうの。  キラキラのリゾートに全く関心がない私達としては、この町ではキューバ行きとその後の準備をするのみ。といってもなんだか色々ある。  ・クレジットカードの全件保留を解除&もう一度電話  ・郵便局に荷物局留めの依頼電話(留守番頼んだ人が最近留守みたいだから)  ・キューバ行きの航空券を買う  ・キューバで使う2週間分の現金を手に入れる  ・キューバからロサンゼルスまでの航空券を買う  ・ESTA 宿は客引きのおじさんについていったら、大通りからは10分くらいあるけど冷蔵庫・流し付きで380ペソは結構良い値段というところ。Hotel Los Girasoles。  ハバナからメキシコシティの航空券、直行便は2時間足らずなのに乗り継ぎ便の最長は9時間かかるってどういうこと?と思ったら、グァテマラとかエクアドルとかに行って、乗り換え待ち3時間だったりするんですね。  そこで遅れてもいやだから、早朝だけど安い直行便にしようと決めて予約フォーム入力し終わった時には売り切れたみたいで、、、がっくり。昼の直行便は50ドル近く高い。まぁでもいいや、それで、、、。  ATMから1度に3000ペソ、機械?銀行?によっては1500ペソしか引き出せない。2人で1万円/日(強気すぎるかなぁ)の予算としても14日で14万円、20000ペソ必要。10回かそれ以上立て続けに引き出すのは迷惑だろうし悪い人に見られても嫌だから、場所を変えてちびちび。  これをペソのまま持ち込むか、ここでカナダドルかユーロに替えていくか、キューバ中央銀行のレートと、ここの両替屋のレートを見る限り、後者のほうが良さそうだけど、本当かなぁ。
 人口50万人の Tuxtla Gutiérrez を経由して、ユカタン半島上部の Mérida まで13時間の夜行バス。経由地で久しぶりに巨大スーパーマーケットを見て、ふぁーと思う。  バスの発車前から困り顔だった若い人は、どうも何か書類を忘れてきたらしい。運転手たちに、車で追いかけて来る人から受け取って、と頼んでいる。しばらく走ったところで一台の車がバスを追い越し、窓から紙をひらひらさせた。それから10分ほどたって停まれる場所が見つかり、無事受け取れた。  オアハカ行きのバスでも、荷物の積み間違いか降ろし忘れかで、運転手に電話がかかってきてしばらく停車したっけ。バスターミナル勤務から帰宅するらしい人が(座席には座らず)乗っていったこともある。だからどうってことはないのがいい。30分やそこら遅れたってどうってことはない。っていう感じで日本でも暮らせるといいんだけど。難しいかねぇ。仕事は相手があるからねぇ、、、。  メリダも良い町だった。蒸し暑くて蚊がいて、夏って感じ。観光客が溜まる町でもあるけど、郊外に大きな工場があって、観光だけが産業というわけじゃない。たぶんそれで、観光客への視線に余裕がある。そんななか、ハーイ、パナマボーシ!Noタカーイ の売り込みは頑張ってた。何度前を通っても、自分が雨宿りしてるときでも。あとハンモック。ハンモックなんて重くて買えないよ。  ここではウシュマル遺跡に行った。同じバスで着いた観客は私達のほかに2人だけ。自家用車組も数人で、がらあき。ツアーは比較的涼しい午前中のうちに他へまわるんだろうな。私達もそうしたかったけど、朝ぐずぐずしてたら真昼の到着になってしまい、めちゃくちゃ暑かった。  緑のイグアナがたくさんいて嬉しかった。でも逃げる。やっぱり逃げないガラパゴスは特殊なのか。"亀の神殿"は、亀っぽい模様でもあるのかと思ったら、まさに亀の神殿と呼ぶしかないものだった。 がしがし修復中! 見晴らし~ ピンクで柔らかそうな石が軽やか 亀の神殿。屋根端の丸いのが 本当に亀だった。44個も。 イグアナー! 推定お墓。ドクロ好きは昔からなんだね。 本日の修復作業終了。こんなところでも色がいろいろ。  帰りのバスは、ツーリストインフォメーションによると17:00、バス会社のチケットカウンターによると17:20、バス停を通りすが

再び高地の美しい町(2009/08/24-26)San Cristòbal de Las Casas

真夜中発のバスで6時間、早朝に山間のサン・クリストバル・デ・ラス・カサスに到着。  これがまた綺麗な町だった。  オアハカほどアーティスティックにぴかぴかしてないけど、その分ほどよく力が抜けた感じで、たとえば自由が丘に対して吉祥寺のような、、、。  コーヒー自家焙煎の喫茶店があったり、建物の屋根組みが木造だったり、高地だから陽射しは強いけどあまり暑くない。  ここに来てようやく全面的に楽しい気持ちになれた。メキシコの魅力がじわじわ浸透したのかもしれない。マヤ、アステカの石像や彫刻もやっと「入り組んだ線」から「ここが顔でここが手足」に見えるようになったし。 どことなく中華風な城門が町の入り口。   お菓子と民芸品の市場!甘味好きの心をつかむ名前。 お菓子屋さん。残念ながら3軒だけで内容はお揃い。 カラフル! その近くにある砂糖菓子みたいな可愛い教会。   町一番の見所 Santo Domingo教会は意外とシンプル、、、 と思ったら正面はびっしり装飾。 門前にずらりと民芸品売り。刺繍布がきれい。 夕立に降られて撤収中。 一番は教会横の Sna Jolbil に溜息の出るような織布、刺繍製品が。 犬がついてきた   町の東端の丘まで登って 老犬なのに 疲れました、、、 丘の上の教会 西端も丘の上に教会 フィットネス系遊具があって公園になってる。 丘からニュータウンを見る。周辺は農村からの流入人口でバラック地域化してるらしいけど、この距離ではわからない。洗濯物の色がまた、、、カラフル。 広い庭のあるユースホステルに泊まった。 広場で「虎を好きにペイント」展覧会。通りすがりの人達が、あれこれ言いながらかなり楽しそうに見ていく。 "動物の開放・人間の開放"