スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

10月, 2009の投稿を表示しています

写真の整理、キューバ経済講演会(2009/10/17)

 旅行中の写真が数千枚あるのをいちいちプリントしてたら堪らないので、各国少しずつ選んで小さくまとめて普通紙に印刷するべくデータ作り中。  セブン-イレブンのネットプリント、近くて安くて結構キレイでいいなぁ。ほんとはコンビニ使わない方針なんだけどね、、、。アップロードできるファイルサイズ上限が2MBで、ガタつかない充分なピクセル数で作るとA4が限界なのが惜しい。とかいって、最初の2枚を印刷してようやく解像度というものを思い出したんだけど。  だんなさんが御茶ノ水で開かれた【現代キューバ研究所】第1回講演会へ。講演者はキューバ大学エベルレニ・ペレス教授。って存じませんけど、キューバで(スペイン語読めないのに)買った「キューバ経済考察」という本の編者でした。  講演の内容は、国内での立場もありますので安易に広めないように、、、だそうで自粛しますが、わりと率直な個人的見解も聞けるものだったようです。砂糖・米・鶏肉・とうもろこし・豆という主要食物さえ輸入品ということと、貨幣流通量は増えているけどタンス貯金化してるということが少し意外でした。あとベネズエラとの関係について。  それ以外は、まぁそうだろうなと思いました。医療・教育・住居・最低限の食糧が保証されてたら、あえて働きたくなんかないってのが自然な人情でしょう。そんな環境でも蓄財する人はいるし、それを見る側は不満に思う。ムチで働かせる社会は暗くなり、アメで働かせる社会は狂いやすい。やれやれまったく。

ギリシャ料理食べたい(2009/10/15)

 ギリシャ料理食べたいと思って検索したら日本には思ったより沢山レストランがあるみたい。在日ギリシャ人317人(2006年10月現在)、ギリシャへの日本人観光客たったの数万人ということから、少ないものと思い込んでた。関内・石川町に集中してる、、、やっぱり海のそばが好き?料理のイメージとか輸入食材の入手とかも理由ですかね。  しかしそれどころじゃなく気になる店ができてしまった。  居酒屋ひょうきん、、、与論島。「メニューには刺身、塩辛に並んでギリシャ料理が載る」って?それに「おみやげ屋や ギリシア村 などの近くにあります。」ギリシア村って何?!  「・・・ビーチまで抜ける脇道の途中にある。このエリアをギリシア村といい、 白い建物が多く見られます。 」(離島.com) えぇっそれだけ?!  (財)自治体国際化協会の刊行する「わがまちの国際交流」に、与論町企画調整課による「東洋のミコノスとして世界へ発信」と題する報告がありました。  これがすごい面白い。笑っちゃ失礼だけど微笑ましい域を超えてます(笑)。 ・・・市街地を中心に、ミコノス風の白を基調としたまち並み整備・・・町立中学校の体育館や旅客船の待合所をパルテノン神殿をイメージした造りに・・・ミコノス市のまち並みやエーゲ海を描いたレリーフ・・・駐日大使ジョージシオリス氏を招き記念式典・・・ は、まぁよくある話として ・・・「ヨロンギリシャ村村民会議」が主体となり、民営による「ギリシャ村」を開村。 従来あったハイビスカス通りをギリシャ村通りと改称 し、ギリシャ風のまち並み整備を推進しており、現在、ギリシャ村通りに面している商店ではミコノス風の石畳や白い壁を基調にした店構えにするなどの整備・・・ギリシャ村の代表が 駐日 ギリシャ大使館政府 観光局 を表敬訪問し、歓迎を受けた。・・・ 平成11年に はミコノス市との姉妹盟約 15周年 記念式典運営に参画するほか、ギリシャ村主催による 第1回 ギリシャ村地域づくりシンポジウム( 平成13年まで開催 )を開催。・・・与論町商工会街並みづくり委員会のメンバーとともにミコノス、サントリーニ、アテネ等を視察し、白を基調にしたまち並みについての研究発表がなされた。・・・ の緩さにすいません笑いすぎました。いや何かとままならない中で地道に継続されているのだと思うのですが。 そして結びがまた、、

2009/10/10-13

 ベトナムのスーパーで「日本で見かけなそうな茶」をいくつか買ったうちの一つが苦丁茶(という名前は帰ってから知った)。日本でも健康によいということで結構見かけるものだった。旅の途中で試して、あまりの苦さに即日本行きの小包で送ってしまった。  淹れ方次第で美味しいのかと期待してたけど、どう淹れようとすごく苦いものなんですね。  細い棒状に丸まった茶葉をマグカップに一本、一分未満、うすーく出して(水色なんてつかないくらい)飲めば飲めないこともない。なんとなく体が暖まる気がする。  ダシガラをうさぎが食べる、と苦丁茶専門ネットショップの人が書いてたけど、うちのは全く関心なさそう。全体に最近食欲なくて心配、、、走り回る分には元気。  ブルガリアで買った料理の本を訳している。日本で作るのは難しそうなものが多い。頻繁に登場する Sireneチーズ(フェタ・チーズとほぼ同じみたい)とか「子羊の腸間膜」とか手に入らないでしょう。訳語も結構わからない。green onionはネギで良いのか? seed onion て何だ? fillet は部位と形態どっちの意味だ? solt of lemon はシュウ酸水素カリウム?  やっぱり実際に食べた経験なしでは厳しいな。  でも「軽く炒めた肉と野菜をキャセロールに入れ、オーブンでじっくり焼く」アイディアだけいただいて換骨奪胎版を作ったら美味しかった。  仕事を再開するに向けた考え事が数日行き詰る。たどり着きたい結論は決まっていて、景気も悪く格別したいことはなく資格なんかもない以上、まえの仕事の続きがいいでしょう、と納得したいわけ。なのに何故こう悶々と煮詰まるかな。  「よい仕組みってどんなもの?」という問いに自分なりの答えを(いくつか)持ちたい。私は自分の(しようとする)仕事を「何かの望みを叶えるのによい仕組みの像を明らかにする」ことと考える。「お客様の望むものがすなわちよい仕組みだ」で済ませてよいことではないだろう。料理人、床屋、工務店、、、専門家には予め彼自身の理想形を(一つではなく、客の望みの違いに応じて選び調整できるほどに)持っていてくれなければ困ってしまう。  しかし、この何年かやってきたあいだ五里霧中で苦しかった(今も)。何しろ、よい仕組みとは何かもわからないし、どうすれば明らかになるかもわからない。望みを把握する方法だってわから

旅のベストワード

 この旅行で覚えた(そして速やかに忘れた)言葉たちのなかで気に入ったもの。 1位 ペヨルジュン (トルコ)  少し前まで日本で働いてたという絨毯屋の人が売り込みつつ盛んに言っていた謎の言葉。    ちょっとこれみて、ペヨルジュン?    どう、こっちもきれいよ、ペヨルジュン? のように。"ヨ"にアクセント。ただの間投詞か、呼びかけか、、、。  なんか面白くて、その後、私達が疲れたりイライラするたび、雰囲気を変える魔法の言葉として役立ちました。 2位 (チョ トーイ)ケム (ベトナム)  半年経って、もはやコンニチワもアリガトウも忘れたのに、これは残った「アイスクリーム(ちょうだい)」。  なぜだ。そんなアイス食べまくったりしてないのに。語感にすごい違和感を覚えたからかね。ケムって、、、美味しくなさそう。パゴトー(ギリシャ語)、エラード(スペイン語)だって似たようなもんといえばそうですが。  アイスと言えば、ヨーロッパ・中南米・オーストラリアのどこでも同じアイスクリームが売られていたのが驚き。赤いハート柄の看板が共通で呼び名は各国様々。Uniliverですか、、、LiptonもKnorも持ってるの?!衛生用品のイメージしかありませんでした。保護主義とののしられてもいい、日本のアイス産業とその多様性の存続を願います。  しかしその中の「Magnum」はうまい、、、。ハーゲンダッツより少し安い?同じ?くらいの値段で、ハーゲンダッツのバーアイスに類似。中のアイスも外のチョコも、濃い味でクリーミーでいいんだよね。箱で個人輸入なんてできないだろうか。  あと、キューバでNestleの商売上手に感心した。外国製品や、そもそも広告がほとんど無い国で唯一「どこにでもある」「看板を出してる」のがNestleのアイスだった。入り込み力すごい。商品は500ml位のカップアイス(味4種だったか)。130円か150円かそんなもの。男女を問わず嬉しそうに抱えて食べているわけですよ。味は、、、こんな三色アイス昔食べたような、、、甘味料着色料っぽい味。Nescafeも国によって味と値段が違うし、各国経済・嗜好に応じていかようにも売り込む巧みさがすごいと思いました。  食べ物話はつい長くなる。 3位 シーペロー (スペイン語圏)  特にペルーでよく聞いた気がする「そうだけど~

無為徒食(2009/10/06-09)

 台風前後の悪天候で出歩く気になれず、、、というのは言い訳で、何もしないで(つまり、読書と料理とお喋りだけで)過ぎていく日々の簡単さが怖い。  PHSの契約が無くなった。留守番の人に振込みを頼んでいたのが、当人は頼まれた意識がなく、滞納のあげく、、、あと1ヶ月早く気づけば間に合ったけど、というか何故口座振替にしておかなかったのか。まぁ後悔先に立たず。WILLCOMの先行きが不安な状況で改めて契約する気になれない、といって他に魅力があるわけでもなく。しばらく考える。  街なかの閉塞感をなくして幸福感を増すには、個人・零細事業が多くなるとよいと思う。なぜかって、ラッシュ時間や休日の偏りが減る。接客だって、"自分の店"でやってる人のほうが(全体で見れば)よい。なんといっても、色んな暮らしようが見えるってことが気を楽にする。  というわけで、幸い商店街が充実の阿佐ヶ谷に住んでいることだし、買い物は家族でやってるような店ですることにしたい。と思ったけど、大手スーパーとの価格差にびっくり。これは競争厳しいわ。SEIYUなら食品・日用品が24時間一箇所で買えるもの。とはいえ、お金や便利に代えられない価値が"地元の店"にあると考えてのことだから、できるだけ続けますが、、、。  駅前の元々ローソン(?)元ショップ99が、群馬産野菜直売店になっていた。高崎にある会社が、群馬の提携農家から毎日集荷して直接販売するらしい。ここはスーパーと競える値段。愛用しそうな気がする。  生活費のために割り切る、何かのために人生を捧げる、私はどちらの極端でもなくほどほどがいい。とわかった時は結構目から鱗が落ちた気がしたけど、別に珍しくない結論だ。ま、それでも腑に落ちるのが大事ということ。  で、"ほどほど"が何かって、そこがまさに個々人で違い、考えるべきところだろう。"ほどほど"を"苦労が割りに合う"と言いかえることも多分できて、何が「苦労」で何が「割り」か、十人十色の組み合わせが考えられる。「体力消耗が収入に」「退屈さが安定感に」「リスクが注目に」とか。比較的苦にならない苦労のほうから考えることもできるし、苦労を吹き飛ばす魅力のほうから考えることもできる。だから色々な職業でそれぞれ満足する人がいる。私は

帰ってきた(2009/10/01-05)

 帰ってきた。半年くらいじゃ別に変わったこともない、、、と思ったら近所にセブン・イレブンができていた。しかし自動販売機とコンビニは私とは豪華クルーザー同様に無関係なものとしていくことに決めたので、そうすると別に変わったこともない。  漫画読んで本読んで料理してるだけで、すみやかに一週間経ってしまった。  やっぱり、うすうす思っていたけど、住むところと食べるものと読むものと話し相手があれば、五年でも十年でも一生でも他に何もしないで過ごせそうだ。立身出世とか偉業とか生き甲斐とか、そういうものは別にいらないんだな、、、。  だからといって、取られる労力が最小な仕事をしたい!とは、退屈が怖くて思えない。退屈しない程度に手強い仕事は時として何故ただの世過ぎがこんな面倒で疲れるのかと、意味意義でもなければやってられないと埒の明かない方面に私をおしやるし。所詮食ってくために仕方ないと割り切ることもできず、苦労を苦労とも思わないほど何かの価値を信じ込むこともできず、めんどくさい在りようだな我ながら。  むしろ、そのめんどくさい在りようを保つことのほうが私の望みなのか。そうかもしれない。割り切りたくないし信じ込みたくない、と言えばそのほうが実感に近い?いや、それも少し違う。"たくない"というほど積極的なものでもない。ともかく、十年来思い込んでいたように、どっちかにすっきり片付きたいと望んではいない、のは確からしい。  一歩前進した気がするけど、で、どうするか、を考えるにはまだ早い。