桑原さんの農場見学。軽トラを連ねて15人くらい。 トマト畝のあとに白菜。草はモアで敷いておく(湿り気を確保)。白菜の育苗は、コンテナにセルトレイを入れ、寒冷紗でくるんでホチキス留め。も一つのコンテナに乗せておく。虫は黄色が嫌いなのでその意味でも良い。 今回、大根は不耕起で発芽しなかった。発芽が難所。育苗定植なら問題ないが。なので必要ならごく浅く軽く起こす。 起こすと蓄えた地力が戻ってしまう。窒素が飛ぶし。作業性のためだけなら耕起しない。必要かつ土への悪影響が少なそうなタイミングでだけ耕す。 畝も基本的に崩さない。通路はバークなど資材を入れたり緑肥を育てたりする。 ただ、最初から不耕起だと、場所によって出来がばらつくのはどうしてもそう。 窒素が反10キロ超えるとアブラムシが一気にくる。反5キロあれば元肥なし、液肥を定植時や適時にやる。白菜なら葉が開いて来たころ。どかっと窒素を入れるのはよろしくない。 バイオガスの液肥は窒素が少ないが微生物が豊富。根張りがよくなる効果あり、窒素の少ない土壌でたくましく育つ。 液肥の材料である鶏糞、その成分を餌でコントロールできる。うちではミネラル補給のため、海藻粉を餌にいれている。 鶏の餌としてデントコーンを作っている。茎は折ってモアかけてすき込むと緑肥になる。一反作れば30羽分にはなる。餌かつ緑肥、そこから卵と糞、用途を重ねることが効率。 蜜蜂の巣箱にチューペッタンを置いとくとスズメバチがかかる。一箱におけばなぜか集まる。最盛期は各箱に。農薬の影響は田植え後の散布期に見られる。 鶏の野外飼育試みている。獣害がいちばんの懸念。ひとつき位で移動すると、草取り・肥料・耕運効果が期待できそう。 ヒナは初生を3月に買っている。デントコーンをやるので、クチバシを切られた中雛は飼えない。かわいいしね。群れて圧死するので、だんだんせまくなるよう床を傾斜させた箱で買っている。下に藁、上に湯たんぽ、籾殻などで保温すれば大丈夫。 野菜、米、養蜂、養鶏、加工の五本柱。それぞれ100万を目指して…。暴落や病害やあっても柱が何本かあればしのげる。あと、それぞれの副産物を相互に活用することが大事。養鶏だけで採算とれなくても、肥料に回せばもとが取れるとか。大豆はぜんぶ味噌にしてる。250キロ。あとはトマトジュース。 米貯蔵庫は虫とネズミがこないようぴっちり壁を張った