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Tab Lavenのニュースレター、Mort Lewisの訃報

2002年頃からずっと Art のギタリストであり、2011年からは Art と二人で(ときに Cliff Carter のキーボードを加えて)ツアーを続けている Tab Laven、コンピュータとかwebとか全く興味ないという Art と違って、コンサート会場の写真とか Facebook にポツポツ投稿してくれるので、ありがたくフォローしていたのですが、更にありがたいことに、ニュースレターを始めてくれました。
webサイトもカッコよくリニューアルされて。
音と演奏する姿のほかにはインタビュー1つ位しか知らないですけれど、謙譲であったかくてでも飽くなき美の追求者という人柄が感じられ、Artにぴったりのパートナーだなあと、ほのぼの思います。

I got the call from Art in May 2011. He hadn’t sung in months because of the injury to his throat. He said, “Tab, I need to sing with just an acoustic guitar and someone I trust. I thought of you.” Thus began the last four years on the road with Art.

After almost 50 years of singing Scarborough Fair, most singers would phone it in, but even in sound check, Art sings every nuance of the song like it’s the first time. Working with him I realized there’s a reason some people with talent make it and others don’t. It’s about dedication and focus and he has that in spades.

I’ve been in the music industry for over forty years and I must admit that when Art leans over in the middle of the show, smiles and says, “beautiful”, it’s still a thrill. This is the legend, Art Garfunkel.

電話があったのは2011年の5月でした。アートは喉を痛めて何か月も歌っていなかったのですが「タブ、僕は誰か信頼できるひとのアコースティック・ギターだけで歌う必要があるんだ。君に頼めないか」と言って、そしてアートとツアーする4年間が始まりました。50年近くもスカボロー・フェアを歌い続けて、たいていの歌手は機械的になってしまうでしょう、しかしサウンド・チェックの時でさえ、アートはその歌を初めて歌うかのようにすべてのニュアンスに心を砕きます。彼と仕事をして、才能があっても成功する人としない人が分かれる理由に気づかされました。それは献身と集中であって、彼は正にそのものです。
僕は40年以上も音楽の仕事をしてきましたが、ステージの上でアートが僕の方へ身を寄せて「beutiful」とほほ笑むと、今でも

主にギタリストとして活動しながら、唯一(?)2011年に出した自作曲のアルバムが、子どものためのものというのも、人柄がしのばれます。平易な歌詞とシンプルなメロディ、それを乗せてるギターの澄み切った調べが大変美しい。うちの子に買ったけど、やっぱり意味がわからなくていまいち受けなかった。日本語で誰か歌ってくれればなあ。



S&GのマネージャーであったMort Lewisが90歳で亡くなったと。二人の謝辞でしか知らないけれど敬愛された、彼もまた伝説的人物だったのですね・・・。
引退してたけど、アートが近年のツアー・マネージャーに駆り出していたという話を見ました。74歳と60歳(推定)と90歳の道中・・・なんとも sweet。きっとほかのメンバーも長い付き合いの仲間なんだろうな。

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