外国語のリスニング強化のために、その言語の映画・ドラマを観るのは、よくおすすめされてますよね。確かに私も、Netflixなど配信サービスで映画・ドラマを沢山観るようになって、リスニング力が向上したとは思います。
でも、もっと効果的な方法を見つけました。それはスポーツ観戦、なかでもロードレース観戦はリスニング練習に最適!その理由を説明します。
理由1 聞き取れなくても困らない!
リスニング練習のためといっても、映画・ドラマは楽しく観たいですよね。所々でも聞き取れないセリフがあると、物語の楽しさは大きく損なわれてしまいます。肝心なセリフを聞き逃してストーリー展開がサッパリ……となることも。
一方、スポーツ観戦なら基本的な状況は「見ればわかる」ので、実況・解説を全部聞き取る必要がありません。「わからなくてOK、一部でもわかればラッキー」という気楽な態度で聞けます。
特にロードレースは展開がシンプルで、「残りキロ数」「各集団の位置、タイム差、誰がそこにいるか」など字幕で提供される情報があれば、実況はBGMくらいに聞き流しても充分楽しめます。
理由2 話題・話者が限られるから聞き取りやすい
映画・ドラマでは、作品のテーマや舞台によってありとあらゆる単語が登場します。
スポーツ観戦なら、話題はいつも同じです。その競技に関係する単語、選手やチームの名前を覚えてしまえば、(完全に聞き取れなくても)大体なにを話してるか追えるようになります。
また、映画・ドラマは、演じる人も老若男女、様々な声、方言あり、感情表現あり、聞き取り難易度の高いこともしばしばです。
それにひきかえ、スポーツ実況者は世界各地の視聴者に向けた明快な話し方をしてくれます。ゲスト解説者はそうとも限らないけど……でも、ロードレース実況・解説者ってたいてい同じ顔ぶれなので、癖のある話し方にも慣れてしまいます。
理由3 長い!聞き放題!
超長寿ドラマには負けますが、ロードレースの試合時間は長い!3時間から、ときには5時間にも及びます。ハーフタイムも得点シーンも応援ソングもBGMもないので、実況・解説者はずーーーっと喋っています(お疲れ様です!)。リスニングし放題です。
それだけ長いとレースの話だけでは間がもたず、ちょいちょい他の話題がはさまれます。沿道の景色や観光名所、名物料理の紹介とか、実況・解説者が現役選手だったときの思い出話とか……。これがリスニングにとっては格好の腕試しチャンス。オチがついてハハハと笑っていれば気になるし、稀な経験談が飛び出すかもしれないし、聞き取りたい!とやる気がでます。
話題が限られるのがメリットだって言ったのに矛盾してる?でもこれはあくまでオマケ。聞き取れなくてもいいんです。
まとめ
というわけで、外国語のリスニング練習にはスポーツ実況動画がおすすめです。実際、ロードレース観戦しはじめてから「特に集中して聞かなくても意味が入ってくる」「次に来るフレーズを予感しながら聞ける」ようになったと感じています。なにより、そもそもロードレース面白いのでおすすめしたい。
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