田んぼ
麦のために排水溝を掘った。どじょうを掘り当て、水路に放ったが「土中10~20cmにもぐり、集まって粘液で乾燥を防ぎながら皮膚呼吸で冬眠する」ものと後で知った。悪いことをした。稲わらは大半を持ち出し、いくらかは灰にした。水田作において土壌の酸化はあまり気にしなくてよい、灰によるアルカリ化効果も(大量に入れるのでないなら)さほどでない、と師匠いわく。律儀に消防署に届け出に行き「苦情があったらすぐやめてくださいね」と釘をさされた。
前回の麦が(虫発生で嫌になり)手つかずなので、それを播くつもりだが、米飴用にもやしているのが発芽遅く、塩水選などしたほうがよさそうだ。
こどもら
フミさんの造形力発達に驚かされる日々。ブロック・積み木・プラレールの組み立て、見立て。お絵かき「新幹線、ざりがに(ここからオシッコ出るんだよ)、数字」。地図に興味を示している。数字は「10」を「イチとジュウ」と誤解し、「右から読んでしまう(14をヨンジュウイチ)」癖が抜けないが、だいぶ読めてきた。1の次が2・・・ということも呑み込めてきつつある。オンちゃんは、つかまり立ちができ、一人で廊下や玄関に行ったり、おもちゃをひっぱりだしたりできるようになった。一方で精神安定目的の抱っこ・おっぱい要求が激しい。バランス。
そのほか
『街場の戦争論』112ページ ”社会の指導的地位にある人々でさえ、自分をロールモデルにして自己形成すれば「おとな」になれるというようなことを口にもしないし、思ってもいない。むしろ、自分のような人間は自分ひとりいれば十分だと思っている。・・・ロールモデルになれる人間とは、集団の自分以外の全員が「自分のような人間」であるほうが層でない場合よりも多くの利益を得られるという生き方をしている人間のことです。それを僕は「倫理的な人間」と呼んでいます。簡単に「おとな」と呼んでもいい。そして、今われわれの国にはそのような「おとな」がもういない。”倫理的に生きたくて農業を目指しているので励まされた。二宮翁夜話だったか「国中がその仕事についても大丈夫なのは百姓だけ」という意見があり、おおむねそうだと思う。
フミさんに「お母さんはいいひと?」と聞かれ「そうありたいと思ってるよ」と答えた。日々精進あるのみ。
コメント
コメントを投稿