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落ち葉と鶏糞で堆肥づくり

はじめて作ってみたまとめ。

  • 材料
    • 落ち葉・・・道端、公園で集めて自転車で運搬。40Lの袋に30杯くらいか。
    • 発酵鶏糞・・・嵐山のセイメイファームで分けてもらった。50Lくらい。
    • 腐葉土・・・落ち葉を集めた場所に自然にたまってたのをいただき。15Lくらいか。
  • 資材
    • 5cm幅の角材、90cmを20本
    • 亀甲金網4m
  • 経過
    • 11/16 落ち葉集め始める
    • 11/25 枠を作り始める。4面の角を斜めに補強する材づくり(30cmに切って両端を斜めに落とす)が面倒で10日間放置。
    • 12/05 枠完成。この時点で集まってた落ち葉7袋を積む。あと10袋とか甘い見通し。
    • ~落ち葉集め~
    • 12/30 最後の落ち葉を積む。
    • 01/03 1回目の切り返し。70度に上がったが数日で外気温までさがってしまう。
    • 01/17 2回目の切り返し・・・枠がはずれ、放置・・・
    • 01/20 枠を直し、積んで踏むも温度上がらず、諦め放置・・・
    • 02/04 ふと見たら50度になってた。うれしい。このまま見守る。嵩は半分になった。


近所で見かけるのは杭を四隅に二重に立ててベニヤ板を差し込んで立てたのが多いけど、『家庭でできる堆肥づくり百科』に紹介されてた、角材の枠に金網を張る式にしてみた。
安く済みそうなのと、片付けやすそうだから。通気性が良くて短期間で作りやすいとも書かれていた。
さらに、本では「2面ずつL字に固定し、残る角はフックで取り外し可能」となっていたのを、4面ともバラバラなまま地面に差してビニール紐でぐるっと縛ってみた。

資材とバケツ、ビニールシート、ジョウロも買って計6000円くらい。90cm × 90cm × 9mm のベニヤ1枚2480円(コメリ)に比べれば確かに安い。
それで、面の隙間から落ち葉がこぼれたり、踏み込むにつれて金網が膨らんだりしたけど、壊れるには至らずいちおう使えている。ただ、思いっきり踏み込むには不安。
高い通気性の効果はいまのところわからない。むしろ周辺部が乾燥して分解されないデメリットを感じているけど、水はけが悪くて腐るよりはマシなのかな。切り返しで中の方に移せばいいわけだし。

ほとんど炭素の落ち葉、ほとんど窒素の鶏糞だから20:1にしよう、と思いつつ、サボって重さを計らなかったので結局なんとなくの目分量。落ち葉3袋(ふわっと積んで10cmくらい)に鶏糞をサラサラーっと全体に薄く撒き、その3層ごとに水撒き。
1回目の切り返しで鶏糞と水は足したので、もっと多くてよかったのかも。生じゃなく発酵鶏糞だし。

腐葉土を入れたのは正解だった気がする。土壌菌やシュレッダー生物を招き入れるために。うちの庭は雑草もほとんど生えない不毛の地だから。

切り返しで掘り返したら嵩が戻って庭中が落ち葉に埋まった。まあそうだよね。葉っぱが層に重なりあっているし、所によっては水が多くて固まってるのでスコップが縦には入らなかった。フォークが向いてそう。
ビニールシートで覆ったのが熱と水分を守って良かったのか、単に鶏糞を足したからか、切り返し後、ふたたび70℃に温度が上がって森の匂いが強くなった。これまで録に分解すすんでなかった裏返しではあろうけど嬉しい。

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