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2013/08/18

今日もまた晴れ。夕方はいくらか涼しい。

午前中は夫がフミさんを散歩に連れていってくれた。その間になすべきことをすればいいんだけど『手話のせかいへ』をつい読みふけってしまった。続いて『もうひとつの手話』も。やっぱり手話は面白い。習得したいなあ。音声言語と相当違う組み立て方や表現方法を手に入れるってすごいワクワクする。いくつもの意味を同時に(手や姿勢や表情で)重ねて表すとか、文脈が空間上に構成されるとかが、とりわけ興味深い。しかし相当難しそうだけど。

そうめん、ポテトパンケーキで昼ごはんをいいかげんに済ませ、フミさんのブロックに付き合いながらダラダラ。道路と線路の絵柄のマットで「踏切に電車がいて車は通れない状況」が数日前からえらくお気に入り。「カンカン言ってるねえ」と呼びにきて、親がしばらくカンカン言うと電車を進め、車を通す。絵柄などお構いなしだった1歳の頃、道路を走らせ駐車場に停めはじめたのが2歳3ヶ月くらい?踏切でさらにストーリーを作りはじめたわけで成長を感じずにいられない。線路が道路と交差してる箇所はもうひとつあるのに、そちらは使わない。なんで?と聞いても答えなかった(答えられない質問を華麗にスルーするのは相変わらず)、けど、線路が高架になってるからって、たぶん内面ではわかっている。人間ってすごいなあ。

ブロックでちょっと上手くいかないとムキーッとバラバラにしたり、フォークの失敗で逆上したり、苛立ちが目立つ最近だった。そんなとき「泣くのかな!泣きたいかな!」と自分で言う。思いついて、抱っこで落ち着こうか?と呼びかけてからは、自分でも「抱っこで落ち着こうかな」と言ってくる(可愛い)し、あんまり長引くと私に怒られるもんだから「もう泣かない(T^T)」と我慢しようともする(可愛い)。感情のコントロールを学んでいるんだな。押さえつけるばかりでも良くないだろうけど、暴発せずに望みや不満と付き合えるといいねえ。悲しい、悔しい、それはどうして、言葉を渡していこうと思う。

かき氷おやつ(カインズの軽すぎるかき氷機に慣れてきた)のあと、夫は仕事をすべく実家へ、我々は畑へ。
ゴマの虫取り、ニンジンの水やり、収穫、水汲み。キュウリとトマトはいよいよ終了間近か。水やりも真似したいフミさん、バケツの水をダバダバとニンジンにかけてくれて慌てて止める。
それから散歩。葛の葉でお化けのお面、ホオズキ、栗、マーガレットかなにかの花殻、クルクルまがってるハウスの換気扇など道みち楽しみ、風の丘のトラクターがゴール、というかそこで飴もらったら即「おうち帰る」と。

帰るあいだに寝てしまい、ご飯(なんちゃってムサカ)作っても起きなかった。9時ごろ起きてムサカ少々食べたら、念願の飴、でもすぐ噛んじゃってそんなに感心しなかったみたい。しかしまだ3粒残っている。

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