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ホーチミン(2009/3/16)

2009/03/16 月 快晴。夕方激しい俄か雨。
 一日中歩く。ATMで2百万ドン入手。夜、ホーチミン在住の元同僚と Quon An Ngon で食事。おいしかった。Che (チェー) 大好き。ココナツミルクかき氷に、煮豆、寒天など、お店によって違うあれこれがはいっているもの。

ホーチミン第一印象



 小型バイクの波!四輪車や自転車は少数派、歩行者も少数派です。50~80ccばかり。話には聞いていたけど、信号がない所が多く、道幅は広いので横断がためらわれます。でも意外と渡れてしまいます。車があまり速度出してないし、歩行者を予期しているし、小型バイク同士でよける余地があるし。とはいえ、道を渡るたびに多少緊張していると段々うんざりしてきます。
 日本で私を疲れさせる電子音(店の音楽、信号、”バックします”、、、)が無いのは嬉しい代わり、クラクションが常に鳴っています。日本では「早く行け!」「危ないだろうが!」に聞こえます。ここでは「俺は譲る気ないぞ」に聞こえます。鳴らしたら突っ込んで来るので。救急車は交差点進入時だけサイレン鳴らしてましたが、緊急走行時もそういうルールなのか、単に優先権を濫用しているのか、、、。

がんばるバイクタクシー

 どこを歩いていても「コニチワ!」と声が掛かります。小型バイクの後ろに客を乗せて市内観光するバイクタクシーです。私達は歩くと決めたので即 No, thank you. ですが、休憩中に3回つかまりました。そういうとき話しかけてくる人は流石の日本語を話します。「日本人客の絶賛感想ノート」と「(サイゴン川観光の)船はボッタクリね!乗らないね!」が全くお揃いで面白かった。15分くらい営業トークして、1時間300円とか500円とかで、1人もとれない日もあるだろうに、、、と思いましたが、ホーチミン在住の彼によると、月の収入は大卒でも6万円位、1万円でも普通の範囲らしいので、そうと割り切ればのんびり営業できるのかな。

地図が読めない

 『地球の歩き方』に、ベトナム人は地図が読めないと書いてあったのを実感。地図を(高値で)買って歩いてるうちに観光地区から外れ、おじさんに(『旅たび会話 ベトナム語』の「ここ」「どこ」指差して)地図を見せたら、首や地図をかなり回した後、「あきらかにそこは違う!」箇所を自信なさげに指差し、やっぱり奥さんに聞き、結局娘さん(?妹?)が結論を出しました。しかし行きたい通り名を言ったら、あっさり「あっちだ」と指し示してくれました。
 こちらは、通り名で歩くのにしばらく慣れませんでした。次どの通りで曲がるか頭に入れておかないと、すぐ現在地不明になってしまいます。
 でも、自信満々に間違い情報を教えてくれるギリシャ人より助けになります。

出費













30,000朝食。露店のフォー。
5,000
40,000地図。5,000で買えるらしい、、、
72,000昼食。食堂でフォーとジュース
2,000ATM手数料
5,000果物。ロウロウ?
8,000
300,000夕食とタクシー割り勘
8,000タクシー
24,000カフェ。西瓜ジュース、ドラゴンフルーツジュース
20$宿

大体7500円。

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