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2013/04/05

柔らかい日射しが隠れるとすこし肌寒い。春はこうでなきゃ。

慣らし保育1日目は8時半から2時間。緊張気味ではあるけど、保育園は初めてじゃないし、泣かずに遊べたらしい。トイレは頑なに拒んでジャーしたらしい。帰ってからも活性化された様子で「なに作ろう~」って歌ってる。
預けてるあいだ、パトリアの庭でレシピ本を書き写し、割込みのない1時間すばらしい。

タンポポの花とヨモギの葉を天ぷらにしてみた。タンポポはぜんぜん苦くないけど味と香りもあんまりない。見た目がいい。すぐしぼんでしまうのが難。ヨモギはいい香りが口中に広がる。どちらも雑草にしては収穫・掃除の手間がかからないし、また作ろう。

雨が続いて久しぶりの畑でキュウリ、ナス、ピーマンの元肥まき。ジャガイモと蕪は芽がでつつある。葱は15日経ってまだ出ていないようだ。この数日寒かったから・・・だといいんだけど。
1坪耕すと息があがり、休み休みしか進められない。家の前の貸し菜園では、背中の曲がった小さなお婆さんが坦々と耕しているんだから、と思って続ける。

フミさんは出発時の立ち往生↓さなかに寝てしまい、ついてもだいぶ寝てた。おかげで作業できた。
目が覚めてしばらくは言葉不明瞭で不機嫌、膝にのせてバナナ食べて機嫌なおして・・・鶯、菜の花、綿雲、新緑、のんびり農作業はしあわせだ。

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袋小路の突き当り右側にあるいまの家、車庫の右端=道路の端=隣家の塀であり、出たらすぐ左に切らないと塀に尻を擦る、しかし切りすぎても頭がぶつかる。車庫のレール部分が盛り上がっているので、レールを越えるまでは回転数高く、越えたらすぐブレーキ、という、可能な操作の幅がきわめて小さい環境。
隣家の前、側溝の蓋が路面から3cmばかり窪んでいるところ、いつもはコンパネで平らに覆ってあるのが今日ははずれてた。それだけで車庫から50cm内外を行ったり来たり、立ち往生した。状況によっては3cmの段差も越えられないことを学んだ。

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いや、本当の問題は金じゃない。僕は脱サラしてまでこの業界に来たクチだ(前職での様子はこちらの記事に詳しい→『仕事の反省文を女子中学生っぽくデコる』)。これが失敗したら僕の人生いったいなんなの?という話になる。

強い願望はあるけれども、ダメだったら自分が否定されることになって怖い…というのは、まるで思春期の恋愛感情のようである。
http://portal.nifty.com/kiji/130404160230_1.htm
身につまされる。私の思いはまだここまで高まっていないけども。

A列車と指宿のたまて箱の紹介にまた九州行きたくなった。『ぼくはつばめのデザイナー』は素晴らしかった。別に鉄道ファンでなくても乗りに行きたくなってしまう。

コメント

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