アテネ(2009/04/26-30)

ずっと晴れ

　シンタグマ角で、ソコラータ(チョコ)・クルーリと砂糖ドーナツを買う。チョコクリームがぎっしり詰まっていて少し驚く。翌々日とその翌日も同じ買い方をして、おじさんになんとなく覚えられたかな。でもしばらく来ません。
　公園で自転車同好会につかまる。オリエンテーリングの課題に"日本人旅行者と写真を撮り、一筆書いてもらう"というのがあったとかで。
　新聞の日曜版、3倍近い値段で、大量の付録付き。DVD(パナマの仕立屋?英語字幕)、CD、ファッション特集、TVガイドなど。TVガイドの番組評価、6段階の最下位"×：unacceptable"というのが日本ではまず無い表現。このひどい評価をつけるからには何か言っているだろうと思ったら、粗筋と役者の紹介でした。
　書店でノートとボールペンを買ったら、他のどこでも見なかった立派なレシート。いつも行くスーパーのレシートは何を買っても TROFIMA (食品) だけなのに。TROFIMA,TROFIMA,TROFIMA,...
　6月の宿探し。きっかり6月初日から1割ほど値上げするものらしい。大学の裏手、北東に30分弱歩いた坂の上、Hotel ORION を1ヶ月なら1日**ユーロで借りられることに。最上階の共同キッチン・食堂・テラスが明るく広く、アテネ市の眺めも素晴しく、周りは学生街で書店やカフェが多く私達には居やすい雰囲気で、6月が楽しみになりました。値段は"スペシャルプライスだから、クレジットカードを受けられるか判らない"と、今一つ判らないことを言っていたので伏せてみました。
　ウッドハウス『近代ギリシャ史』、歴史書に関心が持てない(年号・固有名詞を読み飛ばす癖があって)ので敬遠していたのを、音読したら面白かった。ビザンツ帝国の終焉から1980年代まで。

...第一回十字軍を宣言した...人びとは即座にかつ圧倒的な支持で応えた。...実際には、皇帝の反応は神経質とは言わないまでも慎重であった。彼が要求していたのは数千の傭兵であって、やって来つつあったのが略奪を目的にした、ろくに組織されていないフランク人のとてつもない大軍であるのを見て、彼はたじろいだ。