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ブライチーノ(2009/05/12-14)

晴れ。

 観光地オフリドから首都スコピエに直行するより、農業国マケドニアらしい田舎に行きたくて、eco tourism をやっているというブライチーノに行くことにします。
 ガイドブックに載っている番号の相手は、今日はどこも空いてないといって、他の番号を教えてくれました。で、とにかくバスで Resen まで行って、行ったらブライチーノへの最終バスは出た後で、雑貨店のおばさんとお客さんがタクシーを呼んでくれました。地名と"バス"、"タクシー"だけでも困らないときは困らないものだなぁ。タクシー運転手は髭のおじさん、ドイツ語なら喋れるのにと残念そうな様子で、それでも地名とか、あっちは湖、こっちは山と説明してくれました。翌日のタクシーは不案内な無言黒シャツ青年で好対照でした。

 ブライチーノはぺリスター国立公園の南西端にある人口150人の村。数十年前は交易や牧畜で2000人が暮らしていたけれど、経済的に立ち行かなくなって多くは海外へ出てしまったそうです。移住先はカナダが多かったようで、村に家を残して時々帰ってきている人や、旅行に来ている人に10人近く会いました。
 今は林檎栽培が中心の農村(道沿いに林檎の白い花が花盛りでした。林檎山積みの軽トラとすれちがったり)ですが、スイスのNGOの協力を得て、一般家庭での宿泊・食事やガイド、名産品販売など観光による副収入をあげられている、おそらくこの辺りでは成功した(しつつある)村です。国立公園を挟んで反対側のニジョポリ村であったソマキ氏が、なぜ向こうにばかり観光客が行くのか!と嘆いてました。きっかけと幾つかの好条件の組み合わせでしょうから、いずれ同じことができる気はしますが、なかなか思うようにはならないですね。今でも、ホテルならニジョポリにもあるそうですし、スコピエからは多少近いので誰か行ってくれると嬉しいです。ソマキ氏にタクシーを呼んでもらった身としては。
 ともかく、ブライチーノ滞在は快適でした。新緑、とりどりの花、雪解け水の澄んだ流れ、明るい空、鳥の声。それらに囲まれて庭先で食べる朝食。他の食事も家庭的でほっとします。観光客に接する人達は流暢な英語を話しますし、話さない人も好意的ですし。

 山歩きも楽しかった。軽いハイキング気分で歩き始めてしまったけど実は17km、高い所は残雪有り、ルートの印もそれに隠れていたり、6時間かかって反対側に降りたときは夕方で、結局タクシーに1時間乗って戻りました。早朝出発して湖から折り返すか、当日は反対側に泊まるのが無駄のない行動でしょうか。
 この日、山道で会ったのは6人。6時間歩いて。森、草原、岩場、小川など変化に富んだルートで、ほとんど常に見晴らしが良いです。


固有種の鱒がいるという川
ハイキングコース入り口

誰もいません




泊めてもらった家




猫も狩りや散歩で楽しそうです。

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