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2013/05/03

夫とフミさんは念願のおばあちゃん家へ。いつもすみません・・・。

私は研修。籾ふり、ネギの種まき、トマト定植。

苗箱に新聞紙を敷き、焼いた土を詰めて定規(専用の市販品!)でならし灌水。木酢液をかけてから手回し籾ふり機で籾をまき土をかぶせる。土に塊や藁くずが残ってるとうまくいかないので、それを取り除く係・うまく行かなかった所に手でまく係が必要。苗箱セット係・ハンドル回し係・苗箱取り去り係と、総勢6人でわっさわっさ、でも2時間ほどで150枚完成。

葱はペーパーポット播き。ハニカム状のポットを左右に広げる道具、広げたポットを保持する枠、蒔き穴をつける突起板、2・3粒づつ蒔くスライド式道具、よくできた道具立て。これらすべて先日の「ひっぱりくん」のためにある。「ひっぱりくん」ほか一式、こいけやで借りられるらしい。しかもタダ、気前良い。

今日は12人!のお昼、当番えらい。ごはん、味噌汁、大根おろし納豆、ポテトサラダ、蕪とチーズのサラダ、大根などの炒め。どれも美味しい。ジャガイモは笑いがこみあげる美味しさ、蕪も柔らかく生で甘い。
私は肉食人種だし、みんなも肉や芋にまず手が伸びるんだけど、とにかく野菜は豊富にあるから野菜中心の献立になるしかない。この環境によって肉偏愛が治るといいなあ。

かなり大きくなったトマトをハウスに定植。すでに酷暑な室温、カラカラの土にすっかり萎れて心配だけど田下さんは「大丈夫!」と。地中海の夏に育つんだもんね・・・。ハウスの天井に針金を渡し、紐を吊るし、苗に絡めて誘引。60株ほど植えて誘引は終わらなかった。
クネクネ迷路のように育ってる茎の途中から根を出して隣のポットに根付いてるものも。たくましい。
実はすべて同じ向きに成るから、最初の花がついてから定植する。それに成長力が強いから小さいうちに植えると茂りすぎてしまう。窮屈なポットで世代交代モードに入ってもらってから植える意味もある。
紐は生育につれて巻くから、いまキッチリ絡めなくてもいい。花を落とさないことだけ注意。後半大きくなったら収穫しにくいので下のほう紐をはずしてトグロを巻かせる、そのために20~30cm紐を長くしておく(よくわからなかった)。

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大豆がほぼ発芽してきた。とても可愛い。これまで大きい種は早い遅いはあれだいたい育って、小さいのがうまく行かない(ニラ、モロヘイヤ)。土が粗かったり、湿度の安定に欠けたりするせいか。

ヨモギ小豆焼きドーナツ作った。きれいな緑。ヨモギ風味は神経を集中すれば感じられるかな・・・ちょっと残念。

フミさんの抱きつきが可愛いのもメモしておこう。ぎゅっとしがみついて「かあちゃん」と囁きながら小さく柔らかく暖かい手でパタパタ背中を叩く。この愛嬌を温存して大人になってほしい。

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友達のいいねから:
システムに乗らないものを許さない風潮というか、制度どおりにおこなわれているかどうかを監視するのに、現場が忙殺されているような状態です。それに、あらかじめ決められていること以外は許されないので、介助者との人間関係が深まらなくなった感じがします。心の通じない相手がしてくれる介助は痛いから、怖いんですよね。

何でもカテゴリー化して制度を作っていくだけでは、制度に乗りきらない人たちが永遠に生み出され続けていくことになります。首尾よく乗れた人も窮屈に感じるんじゃないでしょうか。メニューがそろって自己選択できるのだけど、いったん選択するとそれに従わざるを得なくなるような圧迫感があります。
(TOKYO人権 第56号、熊谷晋一郎さん)
同感。
「世の中は制御可能である」幻想が人心に澱んでいるのかな。なぜか知らない。
農業人は苦労や悩みはあってもクヨクヨしなそうに見える。自然は構わず前に進むから、停滞できない性分に鍛えられるのではないか。芽が出なければ蒔きなおす、日照りで枯れても明日は雨が降るかもしれない、永遠に実らない呪いでもかけられない限り次がある。それと、どこか底が抜けているというか、あっけらかんとしたものを感じた。人事は尽くしても多くは自然の働きに委ねるしかない悟りだろうか。SI業界に感じた息苦しさは、人為制御の可能性を高く見過ぎているせいかもしれない。(このブログ、2013/03/16 就農準備校の卒公式)
とまた思う。

IT業界は鬱が多いと言われ、長時間労働が槍玉にあがるけど、仕事の本質が鬱にさせる面もある気がする。理に勝ちすぎるというか、グニャグニャな世界を分類・一般化・整合性・合理性なんかでコンピューターの土俵に乗せる仕事だから。農業界への転身が多いのも自然だ。

しかし、考えるだけでなにもしなかったら、どんなことでもかならずこわくなる。思考がたんなる可能性の領域に迷い込めば、どんなことでもこわくなる。(アラン、幸福論)

私はいわゆる社内業務システム、経理とか庶務とかのひとたちが使うシステム作りの仕事が長かった。そこでは必ず「システムに乗らない業務、データ」があり(それも結構たくさん)、SE一般には嫌われていたと思う。「業務でカバーしてください」「運用でカバーしてください」ってのは恥とか至らなさに紐づく言葉だった。
でも私はそういう部分こそが好きだ。書類はふつう契約ごとに綴じてナンバーふって整理箱に入れてあるけど、古い古いもので衣装箱にどちゃっと入ってるのがある、とか。メモ欄が無くなったら困ります!とか。嬉しくなってしまう。ぜひその緩さを保ちたいと思う。
人の自由さ曖昧さを損なわず、最低限ここだけ揃えたいとか、この手作業はウンザリとか、そういう所だけコンピューターを使い、しかも人の仕事となめらかにつながる、そんな塩梅に作りたかった。しかし実践は難しいし、その思いすらあんまり共有されてない気がする。単純な階層分類にあてはめた残りは「その他」に押し込めて無視するのが簡単なやり方。30年来、業務システム畑で楽しく・尊敬されて仕事してたIさんとかUさんとかは同意してくれると思うけど、それでも彼らの考えを活かせるシステム開発の様式・文法はなく、異端児というか風船みたいなポジションだった。

だからSEを辞めたとか、そこに病める現代の農業人の意義があるとか、は一足飛びすぎて嘘になるけど、その付近になにがしかあることはある。

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